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教えてください、あなたのバイクに乗ることになったきっかけ(その2)

Bike Life

(その1)ではバイクに興味を持った理由、そして年齢について考察しました。今回は二輪免許取得するまでのハードルについて深堀りしてみたいと思います。アンケート回答者334件中、半数近い145件の免許取得までに障壁が「あった」と答えています。

〔家族がバイクに乗っていた影響でバイクに興味を持った人〕の障壁トップ3は
1.家族や周囲の反対 22.3%
2.お金の問題 8.2%
3.学業や仕事の都合 3.5%


〔知人・恋人が乗っていた影響でバイクに興味を持った人〕の障壁トップ3は
1.家族や周囲の反対 28.7%
2.お金の問題 7.9%
3.体格・体力の問題 5.0%


〔ある日突然興味を持った人〕の障壁トップ3は
1.家族や周囲の反対 37.4%
2.体格・体力の問題 7.0%
3.お金の問題 6.0%


お金の問題はバイトするなり、節約するなり時間がかかっても自分次第でなんとかなる部分。体格・体力の問題は実際に教習中に気づいてしまった出来事と思われます。それでも諦めずに通い続けるメンタルはきっとあなたを何ステップもレベルアップさせたに違いありません。

そして、ピンクの面積の大きく出ている家族や周囲の反対は、どの場合にもダントツの障壁のようです。特に〔ある日突然興味を持った〕人は、きっと反対される、勝算はないと思いながらバイクの免許を取りたいと打ち明けたことでしょう。

ただこのバイクに乗ろうと挑戦するエネルギー、周りに理解者がいない中で突っ走った勇気と情熱は計り知れません!おそらく大半の方はこの段階ではバイクの知識が少ないことはもちろん、バイクがそもそもどういうものなのかまだ知らない(リアルに触れてない)わけで、家族や周囲を納得させるには綿密な計画と、相当なプレゼンが必要だったのではと思います。


急がば回れ、なバイク免許取得計画

余談ですが、私の場合も〔ある日突然興味を持った〕人です。
家族はもちろんのこと近所の誰もバイクに縁もゆかりのない環境の中で育ちました。

大学2回生の時に駐輪場に停めてあった大学の先生のバイク(250cc)が素敵だなぁと見かけるたびに何となく思っていたところ、ある日先生が違うバイクに乗って出勤するようになり、あのバイクはどうなったのかと聞けば乗らないでガレージで寝てると。当時は無免でしたが、その話を聞くとふつふつとバイクに乗りたい感情が大きくなって、「免許取ったら売ってください」とお願いした時のことを思い出します。


週3バイトでワクワクしてお金を貯めながらも脳裏に浮かぶのは家族の大反対の鬼の形相。ぜったいアカン!をどう緩和するか、綿密な計画を立て実行に移しました。

【計画1】たまたま当時のバイト先が電車で行くと1時間半、幹線道路を使ってバイクで行けば15分。これはあまりにも時間ロスやから原チャ乗るわ、と伝える。
→50ccだからか家族の反対があったかどうか覚えてないくらいすんなりOK
→この時家族からこれから車の免許はあったほうがよい、という言葉に何かチャンスだと感じたことは覚えている。

【計画2】大学4回生の卒業間際に車の免許を取りに行く。
→本当はすぐにでも二輪免許(中型)を取りたくて仕方なかったのだけど、四輪免許取るなら家族が少し援助してくれるというラッキーなことが起きたのです。これは先に車の免許があれば二輪免許は割安になるし学科なしで時短で取れるぞ、うひひ。と企みながら、特に乗りたくない車の免許を頑張って取得(笑)

【計画3】原チャのパワー不足からくる危険性や二段階右折などのめんどくささを日常的に家族にぼやいておく。
→車の教習を受ける中で、ドライバー目線のバイクはイメージしていた以上に見えていないことを知り、また片側5車線のダンプやらトラックがバンバン走る大通りがバイト先への通勤路だったため側道でも原チャでは追突されるかもしれん、とか小さくて見えんから巻き込まれるかもしれん!みたいなことを家族に言って、もう少し大きいバイクのほうが…的なニュアンスを出しはじめてました。

【計画4】父親だけに先に相談する
→二輪免許取得への最大の難関は母親だと思っていたので、まず父親に「乗りたいバイクがあるねん、お母さんにはまだよぅ言わんねんけどな」と伝える。思ってたほど反対はされなかったけど、「気ぃ付けて乗らなあかんで」と静かに言われた。後々、父親の知人の車屋さんから言われて知ることになったのは、娘から父親へのこの根回しは、かなりうれしかったんだそう。

【計画5】四輪免許を交付された直後に教習所で二輪免許を申し込む
→家に帰ってサラピン(新しい)の自動車免許証を家族に見せびらかしながら「二輪免許も取りに行くわ、もう申し込んだけど」と事後報告。母親からは「えぇぇぇ〜!お父さん、アカンよねぇ!」と振り返った先の父親は「まぁ免許くらいはいいんとちゃうか〜…」根回し効果が発揮されました!ヨシ!

こうしてめでたく教習所に通い、転けたり失敗したりして、へへっと笑っても早くバイクを起こせと無愛想な教官に、ちっとも優しくないなと思いつつ無事免許取得し、乗りたいバイクを先生から購入し、輝くバイクライフが訪れることになります。お金を貯めるところから2年以上かけて本来の目的に達した喜びは絶大でした。

これから家族に交渉しないといけない人は、猛反発を少しでも緩和するために、いきなりゴールを目指さずに段階を踏みながら、自分に甘そうな人、寛容な人から事前に根回し&味方にすることをおすすめします(笑)まさに急がば回れ、です。


様々なハードルを乗り越えてまで得たいもの

必死の資金集め、家族の説得、めでたく教習所に入校できてもスパルタ教官にはビシバシ指導され、自分の身体の足りなさや運転技術のなさを嘆いても、やるしかない状況。転ける恐怖・不安、メンタルボロボロになりながら予想だにしなかった様々な試練を受け入れ努力する、少しずつできる、また新たな試練に挑む、を繰り返していきます。そんな自分を奮い立たせたのは、自分がバイクに乗れたらすごいだろうな、きっと楽しいよね!のバイクへの憧れつづける妄想。

多くの方がバイクに乗ることで世界が広がった!と言います。この言葉には、バイクに乗ることだけでなく、短期間に凝縮された複数の人生ハードルを飛び越えられたという「やればデキる私」「新しい私」の発見にあるように思います。

次回は(その3)未来のライダーへのメッセージのご紹介です。


本日の迷言:高い壁があるから人は強くなる

Tomie Miyazaki

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商業施設や百貨店の広告媒体を手掛けるデザイン事務所のグラフィックデザイナーを経て バイクパーツ関係の総合商社・メーカーで商品開発、マーケティング、クリエイテ...

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