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教えてください、あなたのバイクに乗ることになったきっかけ(その3)

Bike Life

↑トップの画像が気になるとは思いますが…まずは本題。

(その2)では免許取得までのハードルについて書きました。今回はアンケートの最後に、めでたくバイクライフを楽しんでいらっしゃるみなさまから未来のライダーへのメッセージを頂きました。バイクに乗る楽しさはもちろん、人生を一変させるほどの喜び、また正しく乗れば安全な乗り物であることなどが綴られていました。まだバイクに乗って間もない人も、何十年も乗ってるベテランライダーさんも共感できる部分が多くあると思います。一部だけですが抜粋してご紹介します。

手書きのほうがバイクへの愛が表現できるかなと思って…

■未来のライダーへのメッセージ

・バイクに乗って生きる喜びと生きる楽しさと1人でも進める自信がつきました
・色んな経験を重ねられるバイクは人生みたいで奥深く楽しいです。
・バイクは愛着を持って乗れば味方になってくれる相棒になります。ただ走るだけで身体の中に溜まった嫌なものが、風と共に抜けていきますよ。
↑自分自身と向き合う時間は最高の心のデトックスです。

・バイクは人に自然に優しくなれる乗り物だと思います。五感を研ぎ澄ませながら乗る。きっと、今までの自分とは違う自分探しできると思います。
・風を切って走るバイクは、人間の五感をフルに使って走る乗り物です。是非、その感覚を体感してください。貴方も是非、楽しいバイクライフを!
・バイクに乗り始めて10年ちょっと。自立心、咄嗟の判断力が鍛えられて、人としてひと回りもふた回りも成長できたのではないかと思っています。まだまだ成長の途中ですが、これからの自分も楽しみでなりません。
・二輪車に乗ると空間処理能力が問われ、運動能力が落ちないので車の運転も上手になるし何より楽しい。
↑五感のフル活用することはまさにアンチエイジング!

・正直言って四輪車と比べて、たいへん危険な乗り物であると思います。私のまわりにもバイク事故で死んだ友人や知り合いもいたり身体に障害が残った者もいます。しかしリスクを背負って生きて行くのは何もバイクだけとは限らない。バイクを運転すればむしろ五感が研ぎ澄まされプラスになる部分も大きいでしょう。自分の身は自分で守り、人様に迷惑をかけず楽しむ姿勢を持っていただきたく思います。乗らなきゃわからない、恐れていては始まらない、バイクに乗って楽しんで下さい。
・安い趣味でも安全な趣味でもありません。どんな経緯にせよ『乗る』と決めたのは自分自身であること、つまりどんな結果や未来になっても誰かのせいではない、自己責任だということを頭に留めておいてもらいたいです。私も私の周りの方も含めて「乗りなよ」と誘うことはありません。ただ、乗っていて楽しいのは事実です。
↑安全100%なんてこの世に存在しない、何が危険でどう対応すべきか考える能力を鍛えないとですね。

・人は生まれてから歩ける様になるまで2年から三年かかります。それでもつまづいたり転んだりします。毎日習慣の様に歩くという事さえ、脳が身体が覚える迄時間がかかります。歩くより早く動く道具です。身体が覚える迄時間がかかると言う事を知って下さい。
・とても楽しい道具です。寒いし暑いし雨に濡れるし、けど、楽しい。
・オートバイに、乗ることは、暑い寒い、雨が降れば濡れる苦行がありますが、しかし、普段の生活では味わえない感動を感じる乗り物ですよ。オートバイは一人で乗っていても独りではない。安全第一で楽しもう。
・あらすじを知っても本を読んだことにはならない。写真を見ても旅したことにはならない。暑い、寒い、辛い、キツイ…それでもバイクに乗るとその何倍も楽しい事が待っているよ。
・バイクは剥き出しだから全ての体験が脳裏に刻まれる。天気、気温、匂い、風等。雨が降れば濡れる、夏は暑い、冬は寒い、止まるときは足をさなければ倒れてしまう。そんな不自由な乗り物をあえて選び、全てのリスク背負いながらも、ひとりでどこまでも自由に走って行ける翼を手に入れて、その快感を味わって欲しいです♡
↑自然の雄大さ、厳しさを肌で感じることで人間本来の感覚が呼び覚まされる気がするのは私だけでしょうか。だからこそ努力したり工夫したり。楽しい時間の中にある課題解決は意外にも苦じゃないことが多いです。

・バイクに乗れば車の運転の技術やマナーがよくわかるし、車に乗ればバイクへの配慮も考えることができます。道路を使うもの同士の気持ちを考えさせられます。バイクに乗る事が危ないとかいわれますがそれは無理な運転で起きることです。無茶をするような事をしなければ自然の中を走れる楽しい乗り物です。私は乗るたびに毎回、バイクに乗れることに感謝して走ってます。
・バイクに乗らない世間の殆どの人はバイクに否定的ですし、その考えを変えることはできません。でも、自分の人生は自分のものです。人に迷惑をかけること以外、やりたいことは全部やりましょう。今やらなければ、チャンスはもうやってこないかも。
↑バイクはまるでツバサが生えたような身体拡張感覚に陥りやすい分、理性や協調性を忘れずに楽しみたいものです。

・私の場合は中学生の時にジョン&パンチという白バイのアメリカドラマから興味を持ち高校生で中型、18歳で限定解除しました。今、50歳です。自分の子供が免許に興味を持つ年頃の母となりました。親となるとバイクの免許を子供に取らせるというのはなかなか勇気がいることがわかりました。無茶せず、交通ルールを守って、事故のない走りをして欲しい、死ぬことのないようにしてほしいというのが願いです。
↑このコメントものすごく刺さる方多いのではないでしょうか。バイクに乗りたいと熱弁されたら最終的に親は見守るしかない状況になると思います。子供の立場としては、安全にバイクに乗れていると思っていても、親はいつも無事に帰ってくるよう心配し続けていることや、その心配を過剰に増やさないことを自覚しておきたいですね。

■まとめ

ここ10年くらいで自動車は誰もが安全に移動できる自動運転の開発や実装が進んでいます。これからの時代必要なモビリティであることは間違いありません。乗り物に乗るのにわざわざ免許を取らなくてもよくなるかもしれません。一方で、与えられた安全の世界で生きることが本当に人にとってベストなのかどうかは賛否両論あると思います。ただ環境や道具が便利になっても、人間本来が持つ感覚や運動能力は自分の意志でコントロールできるようにしたいと思うのです。バイクに乗ることは言わば身体拡張のようなものです。視野に入るスピードある景色から状況を読み取る力、飛び出しリスクの想定、近づいてくる車の音から距離感の把握など目まぐるしく入る情報を一気に処理する能力は脳を活性化させ、アンチエイジングに繋がるとも言われています。通常の生活でもきっと役に立つ、判断力・運動神経も鍛えられ同時に自己肯定感も高まります。バイクは単なる移動手段だけではなく、人生をガラッとかえるほどの魅力と共に生きる楽しみが詰まってます。

たとえ街中で私たちライダーを見た一般の方々が、バイクにその後も関わることがなかったとしても、バイクに対して悪いイメージではなく、好印象でいてもらえるようならそれで良いと思います。バイクはひとりだからこそ楽しめる良さも多くありますが、決してひとりよがりになってはいけない乗り物です。正しく乗れると同時に、乗らない人のことも考えられる良識あるライダーでありたいと強く感じました。

私の研究は始まったばかりですが、ひとまずアンケート結果のご報告でした。
みなさまのご協力、大変ありがとうございました!


…と、ここまで真面目に書いておきながら、ふと脱線したくなりました(どうか、お付き合いください)

よくCMや新聞広告にあるアレですね。

バイクは人生のオールインワンクリームなわけですよ!(違う?w)

おわり

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Tomie Miyazaki

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商業施設や百貨店の広告媒体を手掛けるデザイン事務所のグラフィックデザイナーを経て バイクパーツ関係の総合商社・メーカーで商品開発、マーケティング、クリエイテ...

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