【ツーリンググループNKB】バイク女子部から始まった大きな出逢い
ワタシが管理人を務めるFacebookで集った女性限定ツーリンググループを紹介させてください。
グループ名は【NKB】。
その後に48を付けたくなってしまいますが、“North Kanto Bike community”の略なのです。
NKBは2020年6月に結成されたばかりのグループで、北関東と言っても、実際は都内より北側に位置するエリアのメンバーが主体です。
立ち上げたきっかけはバイク女子部です。
少し話は遡りますが、ネオパーサ清水のぷらっとパークで開催されていた女子部のイベントに最初はひとりで参加しました。
その時は、みなさんと絡めなかったらどうしようと思うと不安で…。千葉県北西部から清水まで行って楽しめなかった時の言い訳がほしくて、駿府城など観光してから参加しました。
そんな心配も無用で、近くにいた方たちと「ブーツお揃いだね!」とちょこちょこっと会話して…。そのイベントがきっかけで、参加ごとに友達が増え続けました。
ひとり参加大丈夫だよ!と思う反面、イベントが行われる度に、北関東の方たちが決まって書き込みするんです。
「行きたいけど、首都高を超えるのが怖いの。誰か一緒に行ってくれませんか?」
個人的に何人かの方からもご連絡をいただきました。
しかし、行きは一緒に行けるのですが、どうしても帰宅時間は家族のある身なので、急いで帰らないといけないのです。距離が長くて疲れたと言われても、一緒にゆっくり休憩できる時間が作れません。
無責任にお連れして、帰りは知らんぷりというわけにもいかないので、その旨お話すると、大概の方は参加を諦めていました。
当時、チャプター(世界規模のハーレー公式のツーリンググループ)千葉支部で役員を頼まれたばかりで、まだ大勢のライダーを引っ張る勇気が持てませんでした。5人前後で走る程度がワタシの許容範囲だったのです。
春。南箱根で行われるはずだったイベントに参加予定でしたが、コロナウイルスの影響で秋まで延期になったことはみなさんの記憶にもあると思います。
今回延期になったのは、もしかしたらワタシに時間をくれたのではないか?
そんなことを考えている中、もう一つ、大きなきっかけがありました。
ある女子部のメンバーの勇気でした。
まだ免許を取って間もない彼女が招集をかけたのです。初心者でも参加できるツーリングにしたいという想いで…。
ワタシは予定が合わず、行けなくなりましたが、考えているばかりじゃ始まらない。そう決心しました。
それがNKBはじめの一歩です。
NKBはランチ会からスタートしました。
いきなり知らない方とバイクで走ることに抵抗のある方も多いと思いました。
会えば仲良くなるでしょうし、顔見知りになってからの方がツーリングのハードルも低くなるはずです。
そして、夏ツーリングのコースは単純に。下道を走る時間が長ければ、信号待ちなどで灼熱にさらされます。ツーリング自体久しぶりの方もいると思っていたので、体力のない方に合わせました。高速を降りてから帰路の高速道路までの走行距離は20キロ程度。
安全は無茶をしないことから始まります。
それはワタシ自身、先導するうえで、許容量を超えないこともみなさんの安全のために大事なことと思っています。
その後のツーリングではマスツーリングに慣れたメンバーが数名確認できたので、彼女たちの力も借りることができました。
NKBという名前も、メンバーの案で決まったのです。今、みんなで育てている最中のツーリンググループです。
ツーリング企画には必ず難易度的なもの(高速道路に乗れればOKとか、マスツーリングができればOKとか)を書いています。
行程表には、ガソリンスタンドから次のガソリンスタンド間の距離を記載しています。あらかじめ記載しておくことでみなさんの安心につながると思っています。心から楽しんで、次回へ繋げていきたいので、そういうソフト面のサポートができるグループでいたいと思っています。
NKBの目標は2つ。
- 首都高を超えて(実際には湾岸線を超えられたら都内より南にいけるので、それでOKだと思っていますが)女子部のイベントに行けるようになること
- 比較的近くにバイク友達ができて、バイクの楽しさを失わないでいてくれること
バイクって不安も多いし、経済的にもそれなりの負担はかかるし、ママさんライダーなら家族にも心配かける分後ろめたさがある方も多いし…。
それでも「ワタシの趣味はバイクです!」って言い続けることができるためには絶対的に仲間って必要なんですよね。
来年の暖かくなるころには、朝早く出て、ちょっと遠出もしたいなと思っています。
まだ近場でお喋り重視ツーリングばかりですが、走ることに自信がないな~という方、今のうちに参加してみてくださいね。