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【日本バイクオブザイヤー2020】バイクは文化だ!

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いつぞやのトレンディ俳優か!みたいなツッコミちょうだい(笑)

日経電子版などメディアでも結果が報道されたのでご存知の方も多いかと思いますが12月8日に都内某所において第3回 日本バイクオブザイヤー2020授賞式(主催:一般社団法人 日本二輪車文化協会)が開催されました。

このアワードについて簡単にご説明すると、2020年モデルのオートバイ車両45機種の中から人気・機能・デザイン等に優れたオートバイをWEBによる一般投票と、審査委員による投票が行われ、原付部門・軽二輪部門・小型二輪部門・外国車部門の最優秀金賞と金賞、そして合計ポイントが一番高かった車両が日本バイクオブザイヤー大賞となります。

2020年モデルの受賞車両

日本バイクオブザイヤー2020大賞を獲得したHONDA CT125・ハンターカブは、すでに私の周りにも乗って楽しんでおられる方や、注文したけどまだ来ない、と首を長くして待ち続けている方が多数いらっしゃいますので、この結果はとっても納得。

またレンタルバイクやバイク女子部でも大人気のレブル250も軽二輪部門 金賞に輝きました。

個人的には小型二輪部門のハスクバーナのスヴァルトピレン250が入ったことにびっくり。ハイパー近未来おしゃれ、なバイクだから一目惚れした人も多いでしょう。以前、試乗イベントでホクホクな気持ちで行ったら、私が普段乗ってるXSR900のシート高830mmよりも高い!スヴァルトピレン(黒い矢)の意味の通り前傾ポジションだから、つま先チョン加減がさらにスリリング(笑)これはバイクが乗り手を選ぶ、高貴なバイクやな!と勝手に思っていたのでいろんな意味で攻めたデザインの車両がこのアワードで金賞受賞したのは嬉しかったのです。


ここまで読んで、部門名と車両の排気量が???と頭が混乱した人も多いのでは?

私たちに馴染みのある、原付、普通二輪、大型二輪は道路交通法におけるバイクの区分。日本バイクオブザイヤーは道路運送車両法におけるバイクの区分に則っているのです。 

ちょっとお勉強タイム。

道路交通法
道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする(一部抜粋)

道路運送車両法
道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止、その他の環境の保全
並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進すること(一部抜粋)

なぜ日本バイクオブザイヤーが道路運送車両法の区分でアワード部門を設定しているのかというと「オートバイ文化が身近にあるベースを作りたい」という願いが込められているからのようです。一企業や業界内の損得ではなくユーザーと
二輪車マーケットの環境改善を最優先し行動するということが日本二輪車文化協会の基本方針となっています。

一般社団法人 日本二輪車文化協会WEBサイトより


私は年代的にもバイクブームを知らないけれど、今年の夏にバイクの歴史博物館に行った時、HONDA、YAMAHA、Kawasaki、SUZUKI 以外のミシマ、メグロ、モナーク…? 聞いたことのない名前の国産メーカーのバイクを多く見ました。戦後からの日本のバイク産業の凄まじい発展と多くの人々の生活に溶け込んで愛されていたことを感じ取ることができました。これはもう文化ですね。

バイク女子部ではそれぞれのバイクの楽しみ方で集っています。
メンバーが3,000人を超えて、日々の投稿数、情報量は目を見張るものがあります。きっとこんなコミュティを探してたの!と思う女性ライダーが多いのだと嬉しく思う反面、他にちょうど良い寄りどころが身近になかったのではと少し複雑な気持ちになることがあります。私が免許取り立てのころは女性ライダーは周りにおらず、ひとりぼっちでトロトロ走ってたのを思い出しました…。あれから20年程経って女性ライダーが増えつつある今でも似たような状況はまだ多くあるのだと思います。

またバイク・ライダーに対して世間からは手放しでウエルカムでないのも事実です。過去のバイクブームの影にあった危険な事故やマナー違反、騒音被害、いろいろあったことでしょう。盛んだったバイク文化をどこかにやってしまったのはライダー自身なのです。

そんなイメージのまま、バイクに乗らない人へ、バイクの楽しさを知って欲しい、理解してほしいと言うのには無理があるけれど、私たちの日々の行動ひとつひとつで、ライダーはかっこいいね!素敵だね!と良いイメージを少しずつ広げて行くことができると思うのです。移動する楽しみのある乗り物であるバイクは同時に経済も回します。ひとつの健全なカルチャーやスポーツとして世間にバイクが受け入れられることで、バイクを停めやすい・トイレが綺麗で使いやすい・ライダーが歓迎される道の駅が作られたり、市街の駐輪場が拡張されたり、巡りめぐって私たちに返って来るのだと思います。

日本バイクオブザイヤーはだいたい毎年5月下旬くらいに一般投票が開始されるのですが、おもしろいのがライダーだけでなく、バイクに乗らない人も投票できるということ。もちろんお子様もOK。きっと見た目で判断するのだと思うのですが、そういう感覚でもバイクに興味を持ってもらえるだけでもありがたいことですよね!
次回も是非チェックしてみてください。

一般投票から選出されたノミネート車両

アワード結果詳細と授賞式当日の動画はこちらから。動画はほぼ全編ですのでかなり長いですが冒頭の人間国宝、能楽師 大倉流大鼓方の大倉正之助先生の大鼓(おおつづみ)演奏はもちろん、日本バイクオブザイヤー(BOTY)のエンブレムロゴを作ってくださったファッションデザイナー、キクチタケオ先生のご自宅からのリモートメッセージも必見です。何より受賞メーカーの登壇者コメントはなかなか聞くことができないのでお見逃しなく。

ちなみに私は会場で流した動画全般の制作を担当させていただきました。受賞された車両や開発者の想い、この日に向けて準備に奔走した関係者の想いを乗せた余韻漂うエンドロールで涙してください…

今日の迷言:ネェちゃんバイク乗ってんのすごいなぁ、って御堂筋の信号待ちで声かけられないくらい、女性ライダーが珍しくない時代が来ますように。

Tomie Miyazaki

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商業施設や百貨店の広告媒体を手掛けるデザイン事務所のグラフィックデザイナーを経て バイクパーツ関係の総合商社・メーカーで商品開発、マーケティング、クリエイテ...

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