【四国関西ツーリング :1章】〜計画からワクワクしよう〜

Bike Life

先にも書きましたが私はツーリング歴は浅いライダーです。まだ行ったことのある場所は多くないし、道中の楽しみ方も開拓中。

モタードに乗っていたころはレース思考だったこともあり陸上でいう100m走みたいな瞬発的なライディングをしていたので、XSR900に乗って間もないころは、ツーリングでもクイックに操作してしまって、これで何百キロも無理やわ〜と思っていたのですがベテランな長距離ツーの先輩方と一緒に走る事で、淡々と走り続ける極意みたいなものを学ばせていただいています。大阪から静岡、箱根と一日で走れる距離を少しずつ延ばして走れるようになったのも、単なる忍耐ではなく、楽に走る方法、移りゆく景色を楽しみながら”とにかく淡々と”走る喜びを知ったからかもしれません。

今回の四国関西ツーリングはざっと総走行距離1,000km。これを4日間で走ると単純計算250km/日か〜と長距離ツーに慣れた人なら思うかもしれませんが1日に走る時間と同じくらい立ち寄り・休憩スポットの滞在時間があります。私の考える大人なツーリングの要素を盛り込むと。とにかく走り続ける男性メインなツーでは考えられないでしょう。走ることと、それ以外の満喫タイムのためにエネルギーを分散させて行動したいのです(笑)

通常Googleマップ上でマッピングして計画終了、となることが多いのですが今回は行きたい場所のリクエストがたくさんあったのでそれを回るなら結構タイトなスケジュールやなぁと想像しているうちにツアーコンダクターな気分になって旅のしおりを制作。

これでリクエスト全て消化できる、はず。

旅慣れた人がよく言う「行き当たりばったりの楽しみ」があります。バックパッカーや日本一周のライダーとか。そのスタンスに憧れはするのですが、なんでもスマホで調べられる時代やけど、現地の電波状況が悪くて調べられへんかったらどうするん?え、夜どこで泊まるん?見つかれへんかもしれへんで?あっても満室やったら?汚かったら?みたいな不安と心配が頭を駆け巡って大変なことになります。とにかく私の場合は事前に不安材料を少しでも減らして安心しておく、が大事なのです。

仕事柄、イベント運営などに携わることもあって当然の事のように何かしらのトラブルは発生します。その時のスタッフの役割変更や資材の手配など考えられるリスクを想定して限られた時間内で対処できるイメージをしておくことがクセになっているのだと思います。
予備情報があれば心に余裕ができる、これに尽きます。


余談ですがバイクで出かけた先でよく出くわす残念なことTOP3
・駐車スペースが満車 →駐車台数少ない場合は先客がいたら停められない、無理やり停めたらマナー悪いライダーと思われてしまう
・駐車場がない →停められる場所を近所で探さないといけない
・駐車場が坂や砂利 →坂や砂利が苦手な人がいたら事前に共有しておくか、その店を選ばない


これを読んでくださっている方の中にはバイクに乗ること自体がまだ慣れていない方もいらっしゃると思います。バイクの操作はまだ不安、でもどこかに行きたいの、と思うならせめて現地の様子を前もってふんわり知っておけば、道中のライディングにも集中できる、のではないでしょうか。

ひとつのお店にランチに入るとしても、Googleマップのストリートビューでの事前調査は欠かせません。この世に誕生してくれてありがとうGoogle。

例えば今回のツーリングでは1日目のしまなみ街道にあるランチポイント「ちどり食堂」はレモン鍋やたこ飯で有名なお食事処。店前には残念ながらバイクを停められないので、ストリートビューで街を散策していると公共駐車場と近くにレモン&みかんの撮影スポットを発見。


Googleマップを拡大して見ておくことでネットの口コミでヒットしないようなレアなポイントや検索ワードを思いつかない時に偶然面白い場所を見つけられるのも魅力です。そんなこんなでワクワクしながら旅のしおりを作って、リアルに旅に出る前から私は四国ルートを妄想ツーで楽しく2周走って、ふぅ、お腹いっぱい。

事前に調べて計画していたって状況によっては変わる事だってある、だから予定通りいかなくても残念に思わない、引き出しはいっぱい用意しておいて臨機応変に新たな予定を楽しんでワクワクを伝染させる。これが私の旅の企画ポイントになっています。

今日の迷言:「オラ、ワクワクすっぞ!」の悟空の考え方に、私もワクワクすっぞ!

(つづく)

Tomie Miyazaki

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商業施設や百貨店の広告媒体を手掛けるデザイン事務所のグラフィックデザイナーを経て バイクパーツ関係の総合商社・メーカーで商品開発、マーケティング、クリエイテ...

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